初心者監督向けKYとは何ぞや?

現場に行くとKY活動用紙なるものを作成しなけれなりません。

KY活動とは「危険余地活動」の事で作業の開始前に職長がKY活動用紙作成しなければなりません。監督がその施工の長であれば監督が書きます。

具体的には、この作業にはこんな事故が予想される→それに対する対処方法を記入する事です。建設業の事故発生率は他の業種と変わらないものの、事故が起こった時の重大性が大きく、重大事故、死亡事故に繋がる割合も大きいのです。

ただでさえ忙しい現場監督ですが、KY活動を蔑ろのにするわけにはいきません。いざ重大事故を起こしてしまうと事故の責任の所在を明確にできず再発防止対策が立てられない為、労働基準官監督署に工事の再開を認めてもらえないだけでなく、安全管理をしていなかったとして最悪管理者の逮捕という事態まで考えられます。KY活動は元請け企業、下請けの監督である自分自身、自分の管理の下にあるのさらに下請けの作業員さん達を守るために必要な作業なのです。

さて下の表はKYの様式の一例です。

元方企業によって様式は多少異なりますが基本的は記入方法は同じです。元方企業とは、施主や発注者から直接工事を請け負っている者を指します。例:東京都が発注して㈱初心建設が請け負った場合は㈱初心建設が元方となります。

①工事名 現場全体の工事名。予め印刷されている場合が多い。例:○○テナントビル新築工事など

②協力会社名 あなたの会社名(元方から直接受注している場合)を書く。協力会社名となっているのは下請け会社と書かないのはイメージが悪いからからかな?

③実施日 作業当日にKY活動をすることが義務づけられている為当日となる。 

④リーダー(職長)指名 リーダーのあなたの名前を書く。 

⑤作業員数 あなたを含めた人数を書く。施工管理+作業員数で1プラス5人と言う場合等もありうる。

⑤場所 例:建物南側入り口などわかりやすく。

⑥作業内容 例:コンクリート打設工、縁石設置工等

⑦人員 その作業に携わる作業員数。

⑥予想され危険性 有害ポイント 例:コンクリート打設中に支保工に躓き転倒する。縁石ブロック設置中に手指を挟まれる。施工中に第三者に接触する等。

⑦災害の重篤度 災害が起こった時の重大性を書く。軽度→擦り傷等で作業に支障なし。中程度→作業員が1日~4日の休業を余儀なくされる。重大→長期入院、死亡の可能性がある。ただし、この基準は企業により異なります。

⑧発生可能性 発生頻度を自分で見積らなければならない。可能性の多いものを優先的に記入する。可能性がほとんどないものに関しては改善の余地を見いだせないためあえて書かない場合もある。

⑨リスクの見積もり 例:重篤度1可能性2の場合は「2」と記入

⑩評価(優先度)最初からリスクの高いものから上から下に記入すれば優先度は1から下に向かってリスクが低く記入でき見た目が良い。

⑪リスク低減対策 ⑥で記入した危険性に対する対処を記入する。コンクリート打設中は作業足場以外で作業しない、ブロック設置時は軍手を着用する等。実行可能なものを記入する。難しく考えすぎる事はなく、最初は当たり前の事を簡潔に書くのが良い。ただし慣れたら他の人が気づきにくいものを書ければカッコイイ。

⑫元方の職員が記入する欄 元方もKY活動に参加する義務がある。

最後にKY活動の内容を作業チーム全体に周知させる。実はこれが一番大事で記入するだけではKY活動とは言えない。

以上の事をするのですが、これが簡単ではなく、最初経験浅い時は時間がかかるかもしれませんが、経験を積んで徐々に書けるようになります。皆んな最初は初心者から始めているのですから心配ありません。

上の表は最もシンプルなもので現場によっては記入事項が増える場合がありますが基本的は同じです。

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